みんな、家族を大切にしようね
今、私は病院にいます。
ここ一週間、休まず病院通いをしています。
大好きな祖父が入院しているから。
癌の手術をしたり、時々めまいがして倒れたり、そんなことはあったのだけど、一週間前に意識を失って、二度心臓が止まった。
1度目は救急車で運ばれたのだけど、蘇生した時には、救急隊員の方々に「ありがとう。お疲れ様。」と言ったらしい。
そんな礼儀正しいところも大好きだ。
2度目はその翌日。夜中23時くらいに、親族みんなが集められた。
もう、終わったと思った。大好きなじいちゃんは、今夜息を引き取るんだな、って。
その日は家族も病院に泊まって、万が一に備えた。
翌日も、仕事を休んだ。いつ「その時」が来るかわからなかったから。
その日は乗り越えたけど、正直いつ何が起こってもおかしくないし、時間の問題だと思った。
翌日から私は仕事に行ったけど、事務の先生が教室に上がってきて「今すぐ病院へ、と電話がありました」って言うんじゃないかって怖かった。
それから、毎日毎日、何時になろうと病院へお見舞いに来ている。
看護婦さんたちも、私の仕事の忙しさを知ってくれているので、24時間何時に訪れても文句も言わず対応してくれる。
そして、私が病院を訪れるたびに、祖父の体調は回復しているように感じられる。
一週間前のあの日が嘘みたい。
本当に医療は進歩しているんだなあ。
ただ、まだ祖父は喋れない。
一週間前には、「じいちゃんはもうダメだなあ。お前に期待するしかねえなあ。」なんて喋ってたのに。
お喋りができるうちに、もっと色んなこと話すべきだった、って後悔している。
いつも、私は何かが起こってから後悔をする。
今、目の前にいる人をただ大切にすることは簡単なことではないけど、きっとそれ以上に大事な事ってないんだろうと思う。
近くにいる人の大切さを忘れないようにしたいね。