「つまさき先生は完璧じゃないからいいんじゃないですか!」
生徒から言われた言葉。
ハッとさせられた。
私は教師として、お世辞にも完璧とは言えない。
色んなこと忘れちゃうし、生徒に迷惑かけちゃってると思うことも多い。
「ほんとうっかりしてて、みんなに迷惑かけちゃってるね。ごめんね。」
とクラスで謝ったら、この言葉が返ってきた。
「つまさき先生は完璧じゃないからいいんじゃないですか!」
私はいつも生徒に支えられていて、日々助けられてる。
自分が生徒に対してしてあげられる事よりも、してもらっている事の方がきっと多い。
教師として、完璧でありたいと思ってたし、自分の弱みを生徒に見せたくなかった。できるだけ「先生」らしくいたいと思ってた。
だけど、先生には色んなタイプがいて当たり前で、今ある「先生らしさ」に縛られる必要なんて全くないんだろうと思った。
「完璧な先生」が必要なら、コンピューターが先生になった方がいい。
人間が先生である以上は、弱みだって見せてもいいんだ。
私は彼らに何もしてあげられないけど、彼らは私を支えられるほどに、確実に成長している。
こういう教育の仕方もあっていいんじゃないかと、甘えだと言われるかもしれないけど、思った。
私は本当に毎日、生徒によって「先生」をさせてもらっている。