危険がないならば私はきっと海外旅行に惹かれなかった
「海外でひとり旅をしていた」と言うと、必ず
「危険じゃないの?」
と聞かれる。
危険じゃないわけないじゃないか。
国の外は危険で溢れてる。
「死ななくてよかったね」
と言う人もいる。
もちろんこれから楽しいことがたくさんあるんだろうし死ななくてよかったけど、狭い世界に閉じこもっている方が私は怖い。
死ぬことはいつも覚悟している。旅に出る時は。
世界(主にアジア)を旅してきて、危険なことはたくさんあった。
知らないところへ連れて行かれる、刃物を向けられたこともある、日本では体験したことがないほど体調を崩したこともある、レイプされそうになったこともある、宿泊したところが薬物乱用者御用達の宿だったこともある。
それでも私は旅に出たことを後悔していないし、むしろあの時の自分に感謝している。
何をするにもある程度のリスクがあって、人生はルーレットと同じだから、いくらベットするかで得られるものも違う。
だから私は生き方として、「ハイリスクハイリターン」を求める。
人生がもっと長ければ、自分が300歳くらいまで生きられるならば、「ローリスクハイリターン」を狙いにいくのかもしれないけど、本当に短い。人生は短すぎる。
いいじゃん、死んでしまったならそれで。
未知なる領域に足を踏み入れることを恐れて生きるより、自分の一生を賭けても新しいことにチャレンジする方がいいじゃん。
「残された家族のことも考えろ」と言う人もいる。私にとって家族は宝だ。本当に大事なものだ。
でも、誰かのために生きるのはナンセンスだと思う。
せっかく生きてるんだから、人生全てをベットして常にワクワクしていたい。