ドイツ映画祭ラストを飾る7本目!Paradise
約1週間ちょいのドイツ映画祭、7本も映画を観ることができました!パチパチ
映画を観るとか、本を読むとか、博物館に行くとか、そういう「体験」ってそれだけで価値のあることのように感じられるから不思議だよね。
必ず何かを感じ取ってその日を締めくくれるし。
思い出した時に、その日があった意味を定義づけられるっていうか。
German Film Festival Singapore - Paradise - Goethe-Institut Singapur
とりあえず、今回の映画は一番重い。
ナチス政権下のドイツの話。
新しい映画なんだけど、あえてセピアになっていて、更に重い。
心にきたシーンをいくつか。
①深く考えずに小さな男の子が発言した「ドイツ嫌い!」という言葉のせいで、その子の父が目の前で撃たれ、殺されたシーン。
②収容所で老婆がパタリと亡くなった時に、「死んだ?この人死んだ?」と、周りの収容者が集まってきて靴やら服やらポケットの中身やらを取り合うシーン。人が死んだ悲しさよりも、物が欲しい。
③ドイツの偉めの男に助けてもらえることになって、スイスへ行くことができる予定だったのに、友達をかばって「あなたが生きて。私が行くわ。」とガス室へ入っていくシーン。
ホロコーストの写真とかも容赦なく出てきて、こういうのをちゃんと観なきゃだめだよなあ、と思いました。
勉強します。