お金の価値は下がる一方だから、貯金をしないことを意識しよう
教員という仕事は、お金を遣う時間が本当にない。
教員あるあるだと思うんだけど、放っておけば貯金ができる。年間200万貯金する教員も少なくないと聞く。
私も、お金はあればあるほど良いと思っていたので、特に節約はしないけど、貯まる分は自然に貯めていた。
「浪費は悪だ」という気持ちも正直あった。
でも、「今これだけ貯金あるけど、何のために貯めてるんだっけ…?」と思ったら、目的が見えなくなった。
私は、将来持ち家が欲しいとは思わないし、大きなマンションに住みたいとも思わない。
色々なところを移り住んでいたい。
高級な食べ物を食べて生活したいとも思わない。
何を食べても美味しいと感じる舌を持っているから、最低限の食事でも量があれば満足できる。生粋の食いしん坊である。
他にも特に大きな欲はない。ブランド物大好きでもない。好きなブランドはケイトスペードなんだけど、10万もあれば良いバッグが買える。
「海外に住みたい」という欲求も、一生遊んで暮らしたいというわけじゃない。
ある程度働いて、ある程度遊んで、が希望。しかも、私の好きな国は割と物価の安めの国。働いていればお金が足りなくなるほどのことはない。
じゃあ、本当に何のために貯金をするんだろう。
ぐるぐる頭を巡らせて、「人生のテーマはなんだろう」というところに流れ着いた。
私の人生のテーマは、できるだけ多くのことを経験することで、これを達成するには、貯金をするよりもむしろ語学の勉強だったり、読書で知識を蓄えることだったり、「自己投資」の方が必要。
目的を履き違えそうだった。おっと
だったら、少しでも私の人生のテーマにメリットのあるものにはお金をしっかりつぎ込んでいこうと思った。
こんな記事を書いたときにも思ったこと。
お金の価値は下がる一方だ。
今、100万を貯金しても、10年後にその100万は間違いなく価値を落としている。20代にとっての100万と、30代にとっての100万は価値が大きく違う。
大学在学中に一生懸命貯めた50万は、今や半年あれば十分貯められる額。
お金がちゃんと価値を持っているうちに自分に投資して、リターンを待ちたい。
自分の人生を豊かにするものであれば、躊躇せずお金を出したい。