怒りって、コップに水が溜まっていくようなものだよね
コップに少しずつ溜まっていく水を、少しずつ本当は出していかないといけないんだよなあ、多分。
私はそれが苦手で、ある程度のところまではニコニコ乗り切ることができても、コップの水が溢れるところまで我慢をすると、もう顔も見たくないくらいに嫌悪感を抱いてしまう。
私の直属の上司は女だ。
仕事が遅く、できる方ではない。でも、一生懸命に、まっすぐに仕事に向き合う人だ、と思っていた。
忙しいのはわかっていたから、その上司にもともと振られている仕事が私に降りてきても、それが度重なって自分にどんどん仕事が増えても、文句を言わず笑顔で引き受けようと思っていた。
定期的な仕事が、どんどん増えていく。私がした方が早いことはわかっていたから黙ってやった。
どんなに計画が出るのが遅くても、それが私の仕事に支障をきたしても、「できない人」を責めようという気にはならず、気持ちよく引き受けようと思っていた。
性格は良い人だと思っていたから。ただ、それだけの理由。
でも、今日、彼女の尻拭いをさせられそうになり、その信頼もなくなった。この瞬間、今までの我慢が全て不満に変わった。
私が悪いことになっていた。自分に都合の良いように話をする人なんだとわかった。
家でも、会社でも、絶対に愚痴は言うまいと思っていた。口に出したら、その人を嫌いになってしまうかもしれないから。
それでも、ブログに書いてしまうくらい、私の怒りは今ピークに達している。
口に出さなければ、文字にしなければ、解消できないくらいに怒っている。
私は、コップの水をちゃんと定期的に出しておくべきだったんだと思う。
目を合わせて彼女と話をしたくない。仕事に支障が出る。私はもう大人だ。上手くやるしかない。
今回のことを反省し、今後はちゃんと定期的にガス抜きならぬ水抜きをしようと思った。