私がシンガポールで働くことを決心した理由
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「つまさきさん、どうしてシンガポールで働くことにしたんですか?」というお便りさんがシロヤギさんから届いた。
ブログの更新が滞っていたのは事実だし、せっかくネタをもらったので記事にする。
そもそも、私は「どうしてもシンガポールで働きたい」と思ってここへ来たわけではない。
ただ、大学時代からの望み「日本を出たい」これを叶えたかった。
当時から私は、「日本がクソだから、マジでもう無理だと思ったら出国します」と宣言していた。
最も希望していたのは、青年海外協力隊。応募して、合格を頂けたけれど、あまりにも応募から発表までの期間が長かった。(発表前にはすでに働く先が決まっていた)
もっと手っ取り早く日本を出る方法がないか、と、ネットで求人募集サイトをサーフしまくった。
当時、教員をしていたので、授業のない空きコマにネットで(いや何でもない。
ワーキングホリデーは自分のやりたいこととは少しずれていた。語学学校に通うつもりもないし、なんというかわがままだし傲慢だけど、もっと一人前の人間として働きたい、みたいな気持ちがあった。
海外での自給自足生活にも興味があったけれど、日本での生活にあまりにも疲れていて踏み出すエネルギーがなかった。
求人はいくらでもあった。
自分の中で候補に上がっていた国は、タイ、中国、フィリピン、マレーシア、そしてシンガポール。
たいして英語力もないくせに、英語を生かせる仕事が良かった。というよりも、教師にはスキルがない。教師は転職ができない。教師は無能すぎる。
スキルのない私にとって、この中途半端な英語力でも、自分にとっては唯一のウリだった。
英語を生かすとなると、フィリピンまたはシンガポールしかない。先進国でセレブな生活がしたいなんて毛頭思っていなかったけれど、希望する職種に出会えたことで私はシンガポールの求人に応募することを決めた。
合格を頂いてから、私は自分の中のテンションを上げることに必死だった。
日本を出られることは正直ものすごく嬉しい。
でも、シンガポール... 観光で一度来たことはあるけれど、ものっっっっっそいつまらん国だった。
タイやフィリピンだったら、もしくは青年海外協力隊で南米やアフリカあたりに行くことができたら、もう少し最初からテンションが上がっていたとは思うんだけど、シンガポールだということでいまいち乗り切れずにいた。
では、来てみてどうだったか。
もはや好きな国ランキング1位のタイが脅かされ始めているレベル。
恐らく人生で最も贅沢に生活することのできる期間となるだろう。
シンガポールで働くことのデメリットは、次に途上国行きの切符を手に入れても、行きたい気持ちが盛り上がらないのではないかということ。
快適すぎる。文句なし。
というわけで、多少マイナスな気持ちでも、シンガポールの求人に応募した過去の自分にスタンディングオベーション。
シンガポール、オススメです。