うちの末っ子が可愛いから聞いてくれ。
買い物を終えて家に帰ると、日本から帰ってきて早々寝込んでいた末っ子(同居人のうち最も若い子)が玄関のドアまでものすごい形相で走ってきた。
まるで餌をやり忘れた時の飼い猫のように。
末っ子「「「君の名は、一緒に見たよね!!!???覚えてるよね???」」」
あれは約二か月前。
「アニメは苦手。入り込めない。恋愛映画も苦手。」だと言う私に、無理矢理『君の名は』を見せた末っ子。
「映画を観てる間は、絶対話しかけて欲しくない派だから!!!」
と私が宣言したにも関わらず、
「あー!!次のシーン!!ここ!!」
「キュンキュンするー!!!」などと隣でうるさかった末っ子。
今度は何を企んでいるのかと思えば、
これがやりたかったらしい。
買ってきたものを冷蔵庫に入れる時間も与えてくれず、彼女は「早く!」「つまさきは三葉の方やってね!」などとまくし立ててくる。
何度やってもサーバーが落ちて、上手くいかず、しょんぼりする末っ子。
つまさき「もう今日は私ずっと家にいるから、後でまた再チャレンジしよう!今はスマホもきっと休みたいんだ!」
末っ子「そうだね... ずっと帰ってくるの待ってたのに...」
あまりにもかわいそうなので、つまさきお姉ちゃんは今から原因を解明し、何としてでもカタワレ動画を成功させようと思います。
ああ可愛い。実はつまさきは一人っ子で、親の愛情を独り占めできることに満足していたんだけど、こんな可愛い妹ならいても良かったかもしれないと思った。
末っ子が可愛すぎる。一家に一台。うちにいてくれて良かったなあ。