FUTURE WORLD (ART SCIENCE MUSEUM)
この記事でちょちょっと書いたアートサイエンスミュージアム。
ここに、常設展FUTURE WORLDというものがあった。teamLabが手がけたもので、子供が喜びそうなアートの遊園地のような空間。
私は、サイエンスもアートもわからない。どちらも苦手分野。
でも、teamLabの代表である猪子さんのセリフの中で「ほお...」と思えることがあった。
サイエンスとアートは、「見えないものを見えるようにした」という点で共通しているということ。
まず、ボールを投げると弧を描くように線ができることを私たちは科学によって知っている。実際にその線が目に見えているわけではないのに。
同じように、強い雨が降ると、私たちはそれを線で表現する。西洋には雨を線で表現する手法はなかったけれど、浮世絵で初めて雨が「目に見える」形で表現されてから、人間は雨を線として見るようになった。
歌川広重 名所江戸百景
このように、サイエンスもアートも、「見えないものを見えるように」してくれる。
こんなに面白いことを、私は今まで真剣に学んでこなかったんだなあと思った。
見えないものがサイエンスやアートによって見えるようになっていることって、きっと他にもたくさんあるよね。
それが、良いことか、悪いことかは、別のことだけど。
早くに子供をサイエンスやアートに晒してしまうと、独自の世界が築きづらくなるんじゃないかと思う。星は、あんな形(⭐︎)をしていないし、地球が丸いなんておかしい!サイエンスではなく、アートではなく、まずは手放しで自分の目を通して世界を見せたいと思った。
でも、面白い。
言語も同じ。見えない感情を見える言葉にしたもの。全ては繋がってるんだよなあ。面白い。