つまさき47度

ホロコーストの現場を見る。アウシュビッツ。

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大学生の頃、教授が「アウシュビッツは行った方がいい」と講義で言っていたのを聞いてから、どうしても来てみたかった。

 

沖縄のひめゆりの塔とか、高校の修学旅行で行ったけど、「辛いけど見なきゃ」みたいな気持ちをすごく感じたのを覚えている。

 

目を逸らしちゃいけない現実って、たくさんある。

向き合うことは大切。

 

チェコプラハから夜行バスでポーランドへ向かい、クラクフという街に着いて、

その足でアウシュビッツへ向かった。

 

荷物少なくて良かった。普段使いのリュックひとつで私はヨーロッパへ来た。

 

アウシュビッツへは、基本的にはツアーでないと参加できない。(個人参加できる時間もあるっちゃある)

 

日本語ツアーでも英語ツアーでもどっちでも良かったんだけど、今回は英語ツアー。

 

次、行くなら日本語ツアー。2度目もあっていいと思う。一度で、学び切れる場所じゃない。

 

入り口の「働けば自由になる」の文字。

 

写真で見たこともあるし、せめてもの抵抗として囚人がBの文字を逆向きに設置したことも知ってた。

でも、本物を目の前にするのはやっぱり違う。何が違うかわからないけど、やっぱり感じるものが違う。


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靴。

 

他にも、衣類とか、髪をとかすクシとか、色々。

 

ガイドの方が涙声で言った「これらには、多くの人の人生や希望が詰まってた」って言葉に何とも言えない気持ちになった。


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第2の収容所へはバスで。

 

ちょうど「March of living」の前日だった。

「死の行進」ではなくて「生の行進」。

 

バルト三国をこの間訪れて、この流れでポーランド来て正解だった。

 

ちなみに、アウシュビッツへ来た時、私はポーランドのお金を全く持っておらず、喉が渇いても水が飲めず、アイスクリームも食べられなかった。

 

クレジットカードでだいたい済むだろう、という考えは甘い。アウシュビッツ売店ではクレジットカードは使えない。