残虐さに美しい方法で立ち向かえる人間になりたい(6日目 ヴィリニュス )
この旅、早朝のバス移動が多すぎて、ホテルの朝食をゆっくり味わうことができる日ってほとんどなかったんだけど、この日はヴィリニュス市内宿泊、ヴィリニュス市内観光だったので、優雅な朝食。
わーお!
ピクルス好き。ゆで卵絶対食べる。普段は卵1日5つは消費するから。
ハムー!!!
大好きヨーグルト。
そして、パン。
ホットミールも注文できて、つまさきはチーズオムレツを頼んで作ってもらいました。ご馳走様でした。最高の朝。
ホテルを出る頃にはこんなに明るくなっていました。
バルト三国が明るくなるのは10時くらいからです。朝の9時はまだ暗い。
可愛いよね!街並み!
つまさきがすごく興味深かったのが、人間の鎖(バルトの道)。エストニアからラトビアを通り、リトアニアまでの約600kmを、200万人の人間が手を繋ぎ、独立を求めた。
これが、1989年のこと。つまさきは生まれていないんだけど、ほんと最近のこと。
ジェノサイドや強制労働など、あれだけ残虐な歴史をもち、ドイツやロシアの食い物にされ、やられ放題だった国々が団結し、非暴力で独立を訴える、それって美しいな、と素直に感動した。
テロという手だってあったかもしれない、今までされてきた憎しみを込めて、武力で戦うことも選択肢の中にあったはず。
それでも、非暴力で、そして手を繋ぐという涙出るくらい綺麗な方法で、伝えることを選んだんだよね。具体的に誰が指導した、ということは恐らくわかっていないようなんだけど、そりゃそうだよね、首謀者がバレたら殺されるかもしれない、そんな状況下。
これらは実際の写真なんだけど、綺麗だよねえ、それしか言えない。
誇らしげな表情が伝わってくるようだ。
この小さな子なんか、もし当時2〜3歳だとしたら、今やっと30歳を超えたくらいの年齢。若い。今どうやって暮らしてるんだろう。
動画で当時の様子を見ることもできて、行って良かった。
と同時に、つまさきが無知で勉強不足すぎて、感じ取れきれていない部分もきっとあったんだろうと思うと悔しい。
でも、無知の知。自分が何も知らないんだって気付くことができたから、今後もちゃんと学ぶよ。
綺麗な街並みだ〜。
人間の鎖に関して学んだ後に見たヴィリニュスの街は、尚更美しく見えた。
そして、その後に向かったのはKGB博物館。
これに関しては、1枚も写真を撮っていないし、いつになるかわからないけど、改めてちゃんとゆっくり考えて記事にしたいと思う。
からの、ウジュピス共和国。
ヴィリニュスの中に「ウジュピス共和国」というまた別の国があるのです!(正式に国と認められている訳ではありません)
ここが面白くて。建国記念日が4月1日のエイプリルフールで、その日だけは入国にパスポートが必要らしい。
ウジュピスは、とってもアーティスティックな国でした。
可愛いカフェも多く、入りたい気持ちは山々だったんだけど、割とお腹いっぱいだったので、歩き回って出てきました。
ウジュピス共和国には憲法があり、「誰にも間違いを犯す権利がある」とか、「誰にも猫を愛する権利がある」とか、「飼い猫は飼い主を愛さなくてもいいが、いざという時には飼い主を助けなければならない」とか。
なんか、いいよね。